秀和大山レジデンスは1980年1月に竣工された地上7階建てで総戸数が109戸のマンションです。
住宅購入の際には住宅ローンや不動産取得税の減税を請けたいですよね。ですが基本的に旧耐震マンションの場合にはこれらの減税を受けることができません。なぜならこれらは現行の法律を対象としていますので、旧耐震は対象外となるからです。
ですが、現行基準に適合していることが証明できれば「耐震基準適合証明書」を取得でき、それらの減税も受けられます。その証明をする方法は耐震診断で、一定の基準をすべてクリアーする必要があります。
ただ、ほとんどの旧耐震マンションは耐震診断で強度不足が明確となりNGとなります。現に秀和大山レジデンスの場合も耐震診断の結果はNGとなっています。
ふつうはここで諦めるのですがこのマンションの管理組合は強度不足の部分を補強工事をすることを決断し、実際に「耐震改修工事」を実施しました。その結果、現行基準の耐震性が有る建物になったことを証明できています。
今回弊所にて発行した「耐震基準適合証明書」のエビデンス(根拠)は、上記の「耐震診断書」と「耐震工事報告書」を根拠としています。
秀和大山レジデンスは耐震性は証明できていますが、「耐震基準適合証明書」の対象となるのは登記面積が50㎡以上の住宅となるため、このマンションの場合では規準に満たない専有面積の住宅もありますのでご注意ください。
秀和大山レジデンスの概要
所在地 東京都 板橋区 熊野町
公共交通 東武東上線 「大山」駅 徒歩7分
規模 総戸数 109戸
構造 鉄筋コンクリート造
階数 7階建て
完成 昭和55年1月